Words and Feathers

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束ねることと送ること

語学ネタ連続です、ごめんなさい。こんなこと書く間に勉強しろと・・・。

「存在の耐えられない軽さ」という小説があって、私はとても好きなのですが、
その中で「共感」とか「同情」を表す各言語の単語を比較して、
それぞれの文化について切り込むような描写の場面があります。

小説の舞台はプラハで、原書はチェコ語で書かれています。
そこで交錯する登場人物たちが、それぞれ違う文化や背景を持ち、
理解と誤解の中で歩むそれぞれの人生を描いているのですが、
そのひとつの切り口として「言語の持つ性格の違い」が出てくるのです。

この小説の話はいったんここまで。

で、今日ふと「約束」という言葉について考えてみたのでした。

約束。
自分に課せられるととても重く、
他人に承諾されると途端に安心して心が軽くなり、
でも往々にして果たされることなく、お互いの心を傷つけるもの。

約束という言葉の語源を調べてみました。
「約束」の語源

目印をつけて、縛り、身動きを取れなくすること。こんな暗い語源なのですね。

英語の場合はどうでしょう。調べてみました。
「promise」の語源

時間的に先のことについて言葉を送ること。未来について言及すること。
どことなく日本語に比べて軽いです。言葉の成り立ちそのものに束縛感が無い。
もちろん「約束」を表す言葉は他にもあり、もっと拘束力の強いものもあるでしょう。
でも日常的に使う単語としての「約束」を比べたとき、
日本語は圧倒的に重いな、と感じるのです。

このブログのタイトルにした「Words and Feathers」のwordsも約束のことです。

Words and feathers the wind carries away. 約束も羽も風は吹き飛ばしてしまう。
(イギリスのことわざ)

(余計なお世話の解説)
主語:the wind / 句動詞:carries away / 目的語:words and feathers

約束は羽のように軽い、不確かなもの。
私は自分がここで綴る言葉も、決して不変ではなく、普遍ではなく、
すぐに変わるあいまいなもの。ただの思いつきやでまかせ。
そんな意味を込めてタイトルに選んだような気がします。

小説に話を戻すと、あらゆるものが対立し比較されて描かれていきます。
主人公を巡る二人の女性も。
どこまでも自由で束縛を嫌う、風のような女性と、
あらゆる考えが重苦しく、光すら吸い込むブラックホールのような女性。
正反対の二人が、それぞれの特徴ゆえに抗えない魅力を持っています。
哲学書のような恋愛小説。読書慣れしていないと骨が折れますがオススメです。

約束が縛るものは、約束をした人の時間と、約束をされた人の心。
本当に大事にしたい人にこそ、約束をするのは難しい。
約束を守ると守らざるとにかかわらず、そこに重力が生じるから。
守れる約束だけをすればいいという問題ではないと感じるのです。
約束をするという行為そのものが、既に重いから。

それでも人が約束をし、約束を求めるのは、
縛ることも愛情の表れ、少なくとも関心の表れだから?
Love is a cage.


さらっと書くつもりが長くなってしまいました・・・。
読みにくくてすみません。拍手してくださった方ありがとうございます!
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