Words and Feathers

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声の魔力

「読書する女」という小説があります。
作者はレイモン・ジャン。フランスの小説家です。
20年くらい前に映画化されていますが、さすがにそちらは観てないです。

今その小説の情報探して検索してたら、林真理子さんの「本を読む女」ばかりでした。
そう言えば林真理子さんって一冊も読んだことがないなあ。

以下、小説のネタバレ含みます。

普通の主婦が、ある時「私の声ってなかなか綺麗じゃない?」と思って、
本を音読するアルバイトを始めるお話です。
依頼主の希望するテキストを、美しい声で読み上げているうちに、
色々妙なことになっていく、というのがあらすじ。

面白いのは、小説というのは基本的に黙読を前提としているのですが、
それを音読することで思わぬ効果が生まれてしまうこと。
文章の力が、声の力によって増幅されてしまい、強すぎる刺激になってしまったり。

もし実際にこんな仕事をして、そういう効果が現われるかどうかはわかりません。
恐らく誰でも出来ることではないけど、特別な声を持った人がする場合には、
例えば魔物召還の呪文を読んだら、使い魔くらいは本当に召還してしまうかも知れません。

音に宿る力というものは、色んな信仰で重要視されているし、
人間の声は、そこに意味のある言葉を発するものでもあるので、
私達は声というものの持つ力について、もっと意識的になってもいいのじゃないかしら。

ということを、ネットで歌い手ということをしている素人の方たちが、
はからずも現われてしまった信者というファンたちに、
手を焼いているのを見ながら、時々思うのでした。

外見よりも声のほうが、人を惹きつける時の力は強いんじゃないかと思います。
そして顔を出さないからこそ、聴く人は勝手に自分の一番好きな容姿を想像して、
更に素人だからこそ、ファンも手が届くと思ってしまうのじゃないかなあ。
だからと言って、どんなことされてもどんな状況になっても仕方ないとは言いません。
でも「声」で活動してるなら、「声」の持つ力の怖さに自覚的であってもいいと思うの。
強い魔力を持つ者は、制御する方法を身に付けないと自滅しちゃうと思います。

小説は面白いですが、フランス文学って文脈が独特で、慣れないと読みづらい。
(もちろん日本語で読んでますが、それでもすごく独特です。)
私が読んだフランスの小説って、たぶん数冊しかないけど。

・オペラ座の怪人
・マノン・レスコー
・読書する女
・異邦人
・恐るべき子供たち
・女の一生

タイトルだけは有名な小説が多いですね。割と暗い話が多いな。
「読書する女」はコメディだし、ページも少ないので読みやすいかも。絶版ですけどね(笑)


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