Words and Feathers

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ピアノ屋の作る音 / 『Schafe Koennen sicher weiden』 played by Leon Fleisher

先日読み終えた本に登場したピアニストが気になったので、動画を探してみました。
あまり多くは見つからなかったけど、この演奏が特に気に入りました。



演奏者:Leon Fleisher
演奏曲:Schafe Koennen sicher weiden(羊は憩いて草を食み)J.S.バッハ

演奏中、右手の小指を使わないときに不自然に曲げていますよね。
1964年、世界的ピアニストだった36歳の彼はジストニーという神経障害を患い、
右手で演奏することが出来なくなりました。
40年(!)の闘病の末、ようやく両手のピアニストに復帰した彼の演奏が、
上の動画だそうです。

そういった経緯を知って聴くからなのかも知れませんが、
この静かで優しいピアノの音色が、本当に美しいと思います。
この曲がどういう難易度なのかは知りません。
この演奏がこの曲の名演と言えるのか、あるいは彼の演奏の中での名演なのか、
それも私にはわかりません。
でも、このずんぐりした身体とゴツゴツした指から生み出される優しい音に、
なんだか切なくなるような、心が温かくなるような感じがします。

靴屋さんが靴を作るように。
時計屋さんが時計を作るように。
パティシェがお菓子を作るように。

ピアノ屋さんがピアノの音を作っている。
そんな職人的に熟練した技術と、人生を共に歩んできた両手とピアノへの慈しみと、
作品と音への愛情が、この演奏から感じられるような気がします。
障害を患う前は華やかで技巧的な演奏家だったそうですが、
この静謐で誠実な音色は何より美しい、と私は思います。

右手の自由を失っている間、彼は指揮者・教育者として活動しつつ、
左手でのピアノ演奏も行っていました。



演奏曲:Piano Concerto for the Left Hand(左手のためのピアノ協奏曲)
     モーリス・ラヴェル

自由自在に鍵盤を操る左手の指から感情がほとばしり出ているよう!
それにしても、ピアニストってこんな服装でステージに上がるものなのでしょうか。
まるで家でごろごろしているお父さんみたいです(笑)。

なんか、宮崎駿監督に似てませんか?
私は自分でクラシックのコンサートに行ったりはしない人だけど、
もし彼の演奏を聴ける機会があるなら、行ってみたいと思います。

・・・と思ったら、ちょうど一ヶ月前に大阪でリサイタルが。
でも右手に別の故障を患って手術を受け、現在回復期間中のようです。
どうか、良くなりますように。

レオン・フライシャー ピアノリサイタル

先日の記事に拍手を有難うございました!
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