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それぞれの善意 それぞれの正義

旅行記の続きを書こうと考えていたのですが、あまり気分じゃなくなってしまいました。
地震からの復興への動きが遅々として進まず、被害が拡大しているような状況で、
予想以上に不安といら立ちがつのる空気に、私も飲まれかけています。

思うことがたくさんあるのですが、今日は被災地へのボランティアの話。

地震の直後から「一般人は被災地へ入ってはいけない」
「素人ボランティアなどただの足手まといだ」
「阪神淡路大震災の時はこんなひどい奴らが来た」という話が流れています。
実際に神戸へボランティアで行ってしまった人の後悔をつづったものもあり、
この意見は「概ね」正しいと私も思います。

一方で「誰も来ないから道路は渋滞などしていない」
「救援物資など届いていない 人の命を見捨てられない」
「自分たちに出来ることもある」として、自力で物資輸送をしている人もいます。
政府はそのような行為を止めるように呼び掛け、
その人たちには非難がネット上で起こっています。もちろん支持する人もいます。

いったいどちらが正しいのでしょう?

私は災害ボランティアはおろか、どのような意味でもボランティアの専門家ではありません。
阪神大震災当時に大阪に住んでいたとはいえ、被災者でもありません。
なので、以下は単なる私の考えに過ぎないとご了承ください。

まず「阪神大震災の時は」で展開される意見について。
当時そのようなことが起きたのは、恐らく事実でしょう。
特に道路の渋滞については凄まじいものがありました。
もともと京都~大阪~神戸は渋滞しやすいところです。
人口の密集地の中で、限られた部分に被害が起きたのです。
一般人は動かないのが正解だったでしょう。

ただ今回は、被害の範囲が比較にならないほど広いです。
また人口密度もかなり低いはずです。
行った人の報告で「道路はガラガラ」とあるようですが、恐らく本当でしょう。
だからと言って、近隣都県から皆が動けばもちろん渋滞が起こるでしょうが。
複数県に被災地がまたがり、基本的に過疎地が多く、
しかも相当数の命が失われたか、行方不明になっている状態を考えると、
阪神淡路大震災のことだけを根拠にしてはいけない気もします。
阪神大震災の死者数は6,400名あまりで、その大半が兵庫県民でした。
今回の死者・行方不明者は15,000名以上と推定されています。
近畿の人口密度と、今回の被災地域の人口密度を考慮して、
どれほどの人手不足に陥っているか、想像できる気がします。
年齢層も問題です。高齢者層の多い地域では、誰かが行って助けざるを得ないでしょう。

また「一般人は被災地に入っても役にたたない」という意見。
私はピーチジョンの野口社長のツイッターを読んでみました。
彼女は通販会社の起業家で経営者で、仙台出身です。
つまり人に指示を出すことに慣れており、状況を見て素早く判断を下し、
資金と人脈があり、物流のプロであり、土地勘があります。
彼女は一般人ですが、人と物を動かすことに関してはプロでしょう。
プロとして、自分の力の及ぶ範囲とそうでないところを区別しているのを、
一連のツイートから感じました。

私は彼女の行為が、一般的には非難されるものだとは思いますが、
彼女はそのようなこと意にも介さないでしょうね。

現実的にそのくらいの力を発揮できる人でなければ、
一般人が被災地に入っても出来ることなどないと言うのは正しいでしょう。
ただ、綿密に計画を立てた上で行動しようとしている人に対して、
「ここにこう書いてあるからお前の行動は間違い」と言ったところで、
鼻で嗤われるだけだと思います。
自分の頭で考えていない、脊髄反射の受け売りの忠告もどきでは。

ただ、あんまりその行動を大々的に宣伝するのはどうかと思いますけどね。
完全な素人が真似を始めたら、たぶん収集がつかなくなるでしょうから。

被災地に行ってはいけないと言う人も、それでも自分は行くと言う人も、
それぞれの正義と善意に従って行動をしているのだと思います。
私自身は被災地に行っても役に立たない状態ですから、行くつもりはありません。
でもツイッターで被災地に行こうとしている人、実際に行っている人を、
数人見かけていますが、その人達に対して何も考えずに「行くのはバカ」と罵る行為が、
正しいとは思わないです。
それは「オレが腹が立つからマナーを守れ」というのと同じ。
そこには善意も正義もなく、ただの身勝手しかありません。

繰り返しますが、私は一般人がもっと物資輸送すれば良いと言っているのではありません。
ノウハウが無く、自立的な行動にも慣れておらず、誰かに頼らざるを得ない人が、
ただ善意と同情と、自分に価値を見出したい等という甘い期待で行ってはいけない。
そういう人は次の機会で役に立てるように、今から身に付ければ良いのです。
今回だけいきなり、は無理なのです。だからこれから頑張ろう。


前回の記事に拍手有難うございます。早く救助が進みますように。
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