Words and Feathers

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水面を揺らすさざめきの中に / 遠いいざなみ

誰かの辛さや悲しみを見ているのに、自分自身しか見えないことが時々あります。
端から見て不幸な境遇の人を見て、自分が恵まれていることに気付いたり、
大切な誰かを亡くして悲しむ人を見て、自分の周囲の人を大事にしようと再確認したり。

でも、誰かの悲しみは、自分の喜びを映す鏡ではないのです。
誰かの死は、自分の生を確認する足場ではないのです。

その人の辛さを、自分自身の一切合切と関連させること無く、
ただそのままに見つめる、というのは、どういうことでしょう?
その人の悲しみを、苦しみを、死を、
そしてその人の喜びを、幸せを、生を、
自分自身をどこまでも透明なガラスのように、曇りの無い鏡のようにして、
そのあるがままに映し出し、感じるということは、努力すればできるのでしょうか?



作詞 裏花火
作曲 クラフトP(徒労)
動画 クロオ

地上の悲劇を歌う数多の作品の中で、私がこの歌を好きなのは、
今を生きている存在として、生きている人々のために歌っていると感じるからです。
死んだ者から、生きている者への願いとしてでなく。
生きている者から、死んだ者への祈りとしてでなく。
それは、明日には消えてしまう奇跡と願いかも知れないけれど、
確かに今、生きている存在への想いを込めて。

百億分の願いの中には、立派な願いがあり、それほどでもない願いがある。
百億分の奇跡の中には、本当の奇跡もあれば、ありふれた日常の奇跡もある。
悲劇に巻き込まれるのは善人ばかりではなく、
悲劇に加担するのは悪人ばかりではない、
おとぎ話とは違う、現実の世界。

幸せにならなくても、幸せにできなくても。
約束を守らなくても、約束を守れなくても。
嘘をついても、嘘をつけなくても。

与えられた時間は有限で、その心は狭小で、智にも乏しく、
過ちを繰り返す怠惰な日々ではあるけれど。
百億分のいざなみの全てを聞き届けることはできなくても、
可能な限り、その囁きに耳を傾けていたいと思うのです。

返事はできなくても、返事がなくても。
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