Words and Feathers

ボカロ・旅行記・夢日記などつれづれに。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

はと彼がたり

久しぶりに更新再開したというのに、いきなり趣味全開の話で大丈夫なのか・・・。
ネタばれしかないと思いますので、未プレイの方は読まないことをおすすめします。
あと途中から意図的に、ゲームやった人しかわからない表現を多用します。

ちょうど2年位前に「はーとふる彼氏」という同人ゲームが公開されて、
ネットで結構話題になったのでタイトルだけは把握してました。
ただ、私はゲームを滅多にやらない(取り返しつかないほど時間を浪費するので)ため、
無償版であっても、手は出してませんでした。
乙女ゲーというジャンル自体、やったことがなかったし。

でも今年の冬頃に無職で暇過ぎて、収入が無いから遊べないときに、
「そう言えば、あのゲーム無料だったな」と思い出して、フリー版の方をやってみたのでした。

ゲームのタイトルを聞いたことがある人なら周知の事実でしょうけど、
このゲームにおける攻略対象は、全て鳥類です。
主人公は、ハトたちが通う学校に唯一の人類として入学し、
クラスメートや先輩・後輩のハト、教師の鳥たちと学校生活を送るという設定です。
初めてプレイする乙女ゲーがこれって、自分でもどうかと思いますが、
それはともかく。

結構面白かったので、ゲームの中で予告されてた有償の完全版も欲しいと思いましたが、
その時は無職だったので、ガマンしてました。
その後、引っ越して仕事を始め、残業続きの生活の中で誕生日を迎えた日、
「そうだ! 自分にプレゼントだ!」と思って買ってしまいました・・・。
(注:値段は数百円です)

有償版の感想ですが、これ、ハートふるボッコ・ストーリーですよね(笑)。
フリー版と同じ乙女ルートにも、イベントとアナザーエンディングが追加され、
後は例のBBLルートが含まれていて、有償でやってみる価値はあったと思いました。
BBLと言っても、BL的要素は薄いです。
「まあ、そういう風に考えれば考えられなくも無いかな」くらい。
腐女子の方々の妄想を刺激するには充分な関係性ですが。

夜中にやっていると、ちょっとびくんびくんビクビクしちゃう程度に、
ホラーっぽい感じもあります。怖がりの方は注意が必要かも。

一緒に外伝的ノベルゲーム「Holiday Star」も入手しておいたので、
そちらも早速やりました。
ホリデースターのホリデーは、休暇というよりは祝日の方の意味なのかな。
ゲーム中では「祝祭の星」という、おめでたいんだかなんだかよくわからない、
キラキラファンタジー世界が出てきたりします・・・が、

本編はと彼以上に、心が折れそうになるエピソードがあります。
本編同様、救いもあるにはありますが、割と何度やっても辛いです。あの話。

※ここから本気でネタばれ入ります。念のため反転。

どうして、騙したままで逝かせてあげなかったのかなあ・・・。
(そしたらこのゲーム自体が存在しなくなりますが)

この世の何よりも大切な鳥がいる(いた)、という設定は、
チャラ咲先輩と偽七姫の両方でかぶってる訳ですが、
チャラ咲先輩の方は、自分が罪を犯してその鳥を守ったのに対し、
偽七姫の方は、その鳥が誰かの罪の犠牲になることから守れなかった。
喪失感と無力感、そして自分が良かれと思ってしたことが、
結果的にその鳥を苦しめ、命を落とさせてしまったという罪悪感。
それらが偽七姫を追い詰め、心を捻じ曲げていったと思う訳で。

本物の七姫を陥れ、その全てを奪うときに、
ただ復讐のためなら、あんな酷いことを言う必要は無かったのです。
一緒に死んだふりをしてあげても、目的は達成されていたはず。
だからあの言葉を吐いたとき、偽七姫は確かに本物の七姫を心底軽蔑し、
憎んでいたと思うのです。
そしてそれは、結局のところ同属嫌悪というか、
自己否定の果ての他者への攻撃性というか。

「きみみたいな生きる価値の無い鳥に限って、ぐずぐず生き延びる」という台詞は、
そのまま彼自身に突き刺さっているように思います。
本物の七姫は自分を社会のクズと卑下し、生きる価値が無いと思っていたけど、
偽七姫の方も、復讐をする以外には自分が生きる意味を見出せなかった。
確かにこの二羽は似た者どうしであるのです。

本物の七姫が祝祭の星の王様となって、自分と同じ傷ついた鳥を守っていたことは、
偽七姫が孤児院で、自分と同じ境遇の鳥たちを養うことに生きがいを感じていたことの、
グロテスクな模倣にも思えます。

それで、ここまでダブル七姫の話を引っ張っておいてアレなのですが、
私が好きなのはチャラ咲先輩なのでした。
別にスパイだからとか、眼鏡掛けてるからとか、そういうこと(だけ)ではなく。

上に書いたように、彼は大切な鳥を守るために罪を犯していて、
それも一度きりではなく、繰り返し罪を重ねていったりします。
もし彼が、その大切な鳥を失うはめになったらどうなるかわかりませんが、
現段階では彼は「無力感」に自分を明け渡してしまうことはなく、
自分に何ができるかを理解していて、自分にできることは何かを考えている。
生きる意味とか価値とかにこだわらず、
罪悪感に苛まれても、生きることを諦めようとしない。
そういう現実的な強さと図太さのあるキャラが、私は好きなのでした。

それでも彼の中で、最初に犯した罪を忘れることは多分無くて、
ふとした瞬間に自嘲めいたことを口走ったり(ホリスタの初詣話みたいに)、
カタギの生活に戻ろうという気になれるのは、ずっとずっと先なのだろうなあ、
と思うと、彼もまた幸せには縁遠い鳥なのだなと思います。


しかし、「あー、チャラ咲先輩かっこいいなあ!」と思うとき、
既に頭の中では9割がた「実写ハト絵」だったりするので、
このゲーム、恐ろしいです・・・。
この前、仕事で門前仲町に行ったときに鳥屋(食べる方じゃないよ!)を見つけて、
思わずドキドキしてしまいました。どうしよう。


読んで下さった方、拍手して下さった方、有難うございました!
ネタばれすみません><
関連記事

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

W&F Counter

いらっしゃいませ!

番目のご訪問です☆

Posted Date

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

Questionnaire

ブログの感想を教えてね♪          複数選択は連続投票でどうぞ。

コメントは管理者のみ表示です。

Search by a keyword

twitter

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。